世の中の先生たちは働き過ぎではないでしょうか
残業代は出ない
働き方改革の推進やコロナ禍における活動の精選により、教育活動が見直されるようになりました
それでも遅くまで仕事をし、休日も働いている先生はとても多いです
休憩時間はあってないようなもので、分掌業務の対応や生徒への対応でほとんど潰れてしまいます
一般企業であれば、たとえ長時間労働を強いられたとしても、「残業代が出るから…」とモチベーションを保てるかもしれません
しかし、公立学校の先生の場合は、長時間労働に対しても残業代がほとんど出ない仕組みになっています
学校の先生を目指している方に問います・・・
「やりがい」というものだけで、生涯先生として働き続けられるでしょうか・・・?
朔先生も「そのうち辞める」って言ってるよね
けど、そういう人にって辞めないよね・・・(笑)
教職調整額4%
公立学校の先生には「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」(給特法)が適用されており、給特法3条には以下の2点が明記されています
- 時間外・休日手当は支給しない
- 月額給与の4%にあたる額を上乗せして支給する
ざっくり言うと
月額給与の4%分、最初から支給しておくから残業代は出しませんということ
4%は妥当な金額か
月額給与250,000円として計算します
250,000円×4%=10,000円
つまり、月額給与が250,000円だとすると、最初から10,000円多く支給されることになります
では、10,000円多く支給されることの価値を考えていきます
一般企業の1時間あたりの残業代が2,000円だとすると
10000÷2000=5時間
1ヵ月あたり、5時間分の残業代が保証されているということになります・・・
1ヵ月で5時間・・・!?
今の世の中・・・1ヵ月の勤務、残業が5時間以内で済む人はどれくらいいるでしょうか
日本教職員組合は15日、学校の働き方改革についての実態調査の結果を公表した。校内での平日の残業時間は1日平均2時間54分、1カ月に換算すると96時間44分だったことが分かった。
日本教育新聞
日本教職員組合の調査によれば(すこし大げさな表現になりますが)
1ヵ月あたり、100時間くらい残業している先生もいます
僕は結構頑張って残業しないように努めてます
それでも、平日の部活動も含めると30時間くらいは残業していることになりますね・・・
月額給与250,000円は割と若い先生をイメージして設定してみましたが・・・
(教員の給料ってそんなに高くありませんよ・・・)
100時間残業して、4%分の調整額10000円が支給される
つまり
時給100円ということです
にもかかわらず、世の中の先生は優しく、温かく、勤勉なのです
もうすこし報われてもいいのではないでしょうか・・・
お、恐ろしい・・・
国は時給100円で先生たちを働かせ放題・・・地獄じゃないか・・・
労働対価
収入にこだわって労働対価を求めるなら、学校の先生は選択肢から外した方が良いです
そんなにお給料は高くありません(笑)
でも、先生という職業は素敵なものです
しんどい日もありますけど、楽しく魅力ある仕事だと思います(少しは宣伝しておかないと)
それに、先生を目指す人や、先生として働いている人は、収入にこだわっていないですね、きっと・・・
でも、それこそが一番の問題で
先生方はオーバーワーク、もっと言えばワーカーホリックです
先生だって「お給料を上げてください!!!」と大きな声で言って良いと思います
自分の子供の入学式や卒業式に参加できない先生だってざらにいるんだね・・・
資産形成
先生方は特別収入が高いわけではありませんが、安定して収入を得ていると思います
しかし、忙しくてお金を使う機会すら失っている可能性もありますので、忙しい先生方にも資産を増やせる方法を紹介1つ紹介しておきます
それは、つみたてNISAです
先生たちは取引をする時間も少ないと思うので、長期投資に向いているつみたてNISAを始めると良いと思います
私も、娘と息子がいますので、NISAはやっています
一度設定したら、ほったらかしておくだけで資産が増えていきます
一日でも早くNISA口座の開設に着手すると良いと思います
どうか、多くの先生方が、ちゃんと労働対価が得られますように・・・
先生方、体壊さないようにね・・・