他の先生と良い関係を築く ~可愛がられる10のコツ~

教員の仕事
朔先生
朔先生

どれだけ、完璧にこなせる人間だとしても、一人では生きていけません。

助けてもらえる人か

僕は、何か課題や問題があったとき、

周りの手を借りて、クリアできれば良い

と思っています。

だから

  • 助けてもらえる人になりたい
  • 可愛がってもらえる人になりたい

こんなことを意識して働いています。

助けてもらえれば・・・

可愛がってもらえれば・・・

一人で取り組むより、問題解決につながる可能性は高まります。

今日は

  • 他の先生と関係を築くコツ
  • 人から感謝されるのコツ

といったことを10個まとめてみました。

「今時、そんなことしないよ。」とか、「そんな暇あるなら研究しろよ。」

と思われるかもしれませんが、人間関係の構築は大切なスキルです。

人間関係がしっかりと構築されれば、人付き合いに悩まずに済みます。

人付き合いに悩まなければ、穏やかな生活を送ることができます。

穏やかな生活を送ることができれば、ゆとりある生活に繋がります。

ゆとりある生活は、教育について考える時間を生み出します。

人間関係の構築は、教育の質を高めることになるのです。

それに経験上、穏やかな先生の方が、良い教育ができていると思います。


今日の記事は、そんな先生らしからぬ邪道な視点(笑)で、僕がやっていることを書いてみました。

さくらげ
さくらげ

あざとさのオンパレードですけどね(笑)

挨拶

言わずもがな、挨拶は基本です。

元気なだけでなく、穏やかに挨拶することを意識しています。


採用1・2年目の先生は


ありがとうございましたッ!!!」
「おはようございますッ!!!


と、体育会系寄りの元気な挨拶が良いでしょう。

とくに、

ありがとうございましたッ

はしっかりと伝えましょう。

フットワーク

「若手の先生は手を貸してください」

この言葉が出たら、とりあえず動きましょう。

後でも出来ることをしているのなら、動いた方が得策です。

参加しないと、「若いくせに、まったく動かん・・・」と言われるからです。

本来・・・動いたら(お手伝いしたら)プラス評価で、

動かなかったとしても、そのプラス評価が生じないだけでプラマイ0のはずですが

若い先生 = フットワークが軽い
若い先生 = 動くもの

となっているため、

動かないと、マイナス評価が下されます。

(僕は「若手の先生は、手を貸してください」という言葉は、労働環境を悪くする要因だと思っていますが・・・)


若さとという部分が不明確な表現ですし、

先述したように「参加しないと無条件でマイナス評価が下される」ので、あまり適切な言葉ではないと思います。

ですが、まだまだ無くならない言葉ですので、マイナス評価が下される前に、動いておいた方がいいでしょう。

ちなみに、僕も今でも、とりあえず参加しますし、手伝います。

手伝いますが、参加したということが周りに認知されたら撤退します(笑)

ノイズ

僕は、担当学年の生徒全員に、

ノイズ = 人を不快にさせる音(または行動)

というものがある、と教えています。

朔先生
朔先生

「僕は穏やかに生活したいんですよ。のほほんとまったり、日向ぼっこして・・・団子食って、お茶飲んで、まったり生活しましょうよ(笑)」な~~んて・・・ボケを交えながら。

生徒には、

どんな行動がノイズに繋がるのか考えさせています


学活などで「私のノイズは○○」で紹介し、それらをなくすための行動を心掛けさせています。

(学級活動での話はまた別の機会として・・・)

あなたは人を不快にさせていませんか?

なにも、常に人の顔色を窺って生活しろってわけではありません。

たまに、自分のこと振り返ってみようねってことです。

たまに、

ノイズを連発する先生

がいますので、要注意です。

そういう人は無自覚です。

僕も人様に、ノイズを作り出していないか意識して生活しています・・・

(偉そうに、こんなブログ書いていること自体がノイズ走るわッってのはどうか許してください)

  • ため息が多い(笑)
  • キーボードのEnterキー強め(笑)
  • 「悩んでます」みたいに頭を抱える(笑)
  • 声のトーンが高い(笑)
  • ドアをガシャンッってしめる(笑)
  • 足音がドタバタとうるさい(笑)
さくらげ
さくらげ

人に不快感を与えかねないから、気を付けてね

ノイズを生み出す人は、またノイズを生み出します

気付いていないことが問題です。

悪口みたいになりそうだったので、(笑)付けときましたが。

定期的に、

自分の振る舞いが、他人にノイズを与えていないかを考えてほしい

ということです。

言い換えれば

人に不快感を与えないように気を付けよう

ってことです。

整理整頓

身なりに気を遣うことと、近辺整理はとても重要です。

整理整頓ができないと、起きてもないマイナス評価が下されます

なくしたわけではないのに、「大切な書類をなくしそう」とか・・・

本人には把握しているのかもしれないけど、「書類探すの大変そう」とか・・・

なんかよくわからないけど、

悪く言われるようになります

整理整頓は自己管理という言葉を具現化したものだからです。

整理整頓ができていないと、足枷となって悪く言われるので徹底的に整理整頓を心掛けましょう。

現実問題、整理整頓ができないと

大切な書類を紛失してしまう可能性は高まるし生徒に示しが付きません。

良かったらこちらも読んでみてください。

資料の提出期日

最初のころは、指導教官の先生から様々な資料(研修の記録・教材のプリント・テストなど)を見てもらい、指導を受けることになるでしょう。

その際、とにかく意識すべきは最初の期日です。

見てもらう資料が何かは分かりませんが・・・

とにかく、指導教官の先生と約束(することになる)・・・一番最初に提出する資料についてです。

提出期日が示されたら、提出期日は、(最低でも)その前日に提出してください。

例えば、指導教官の先生が

「テスト作れているか見ますので、29日(火)までに作っておくようにしてください。」

と言ってきたとしたら、提出期日は最低でも28日(月)です。

目指せ25日(金)に提出です。

もちろん早ければ良いってわけではないのですが、

指導教官の先生に見てもらうために、準備しましたという姿勢をアピールすることが大事です。

29日(火)に提出したとしましょう・・・

間違っちゃいない、間違っちゃいないのですが、

今、渡されていつ見るの!?」なんて言われるのがザラです。

前日までに仕上げて置き、

「お疲れ様です、○○先生。明日が期日になっていましたが、テストなんとか作り終えました。明日、どの時間でしたらご都合よろしいでしょうか。」といった具合にお伺いを立てます。

期限は明日だよ、でも努力したんですよ・・・ってことをアピールしておきます。

「できてるなら、もうもらうよ」  ⇒ クリア

「明日の○○時頃、確認しよう。」 ⇒ クリア

「明日で良いよ」 ⇒ 朝一にもう一度お伺いを立てる 

         ⇒ 「○○頃、確認しよう」 ⇒ クリア

となります。

一番最初の印象は今後の指導の対応に差が出てくるので、

期限前に提出し、頑張る姿勢をアピールしておくと、そのあとの付き合いが楽になります。

指導教官が求めているのは、指導を受けようとするその姿なのです。

指導教官は専任で、指導に当たるわけですから、その先生に不快感を与えてしまわないよう気を遣いましょう。

可愛がってもらえるようにこれでもか!!ってくらい布石は打っておくこと・・・

指導教官の先生が、「期日は期日で良いよ。」と言ってくれたら、少し関係が築けたかもしれません。

当然、資料の内容も重要ですので、見てもらうにふさわしい内容にしてから提出しましょう。

見てもらったら

見ていただきありがとうございましたッ

は忘れないように・・・

資料の渡し方

資料を渡す場合

何か資料を渡す場合、直接手渡しが理想です。

でもお互いの都合で、机上に置いておくこともありますよね。

何か資料を渡すときには、

自分の名前が書いてあるクリアファイルなどに入れておく

これだけで、自分の見てもらいたい資料に気付いてもらえますし、

「朔先生、資料ありがとう!コレ(クリアファイ)返すね、ありがとう」

といった感じになりますので、myクリアファイルは大量にストックしておくと良いでしょう。

伝言・付箋などを残す場合

伝言を残す場合や付箋などを貼る場合は

立体的に残しましょう

可愛い付箋や、おしゃれな付箋を買わなくても、普通の付箋で構いません。

ただ、そのまま貼るのではなくて、射的の的のように立体的に起こしておくと、認知されやすくなります。

机の上が賑やかな先生(笑)に、メッセージを残す場合には、有効な手立てです。

○○先生、朝、△△さんの保護者から電話ありました・・・
折り返しが欲しいそうです(・ω・)ノ朔

みたいな感じで・・・

古臭いけど、顔文字+吹き出しでメッセージを残すことでかわいらしさを演出します。

簡単なことなので、オススメです。

助勤のお礼

出張や欠席などで、自分の授業に助勤に入ってもらったとしましょう。

助勤に入ってくれた先生に

お礼の言葉を伝えに行きましょう

「○○先生、昨日1年2組の理科の授業、

助勤入ってくださって、ありがとうございました。」

たったこれだけです。

でも、たったこれだけをしない先生が増えています。

僕のお株が上がるので、礼儀知らずな先生がいても別に僕は良いのですが(笑)

でも、人としての部分なので、助勤に入ってもらったら、お礼は言いに行きましょう。

僕はというと、助勤に入ってもらった翌日の朝一に

その先生の机の上に、お礼のメッセージ+スティックコーヒー1本を添えておきます。

そうすると、「朔先生、こんなものまでもらっちゃって・・ありがとね。」

といった風に、逆にお礼を言われます

そうなったらこっちのもので

「いえいえ、こちらこそ、昨日は助かりました。ありがとうございました。」

そのタイミングでしっかりとお礼を伝え、お礼の2枚重ねをしておきます。

あざといですが(笑)

困ったときはお互い様なので、

感謝の気持ちを形に残しておくと、良好な関係を築けます。

(小さなチョコとかクッキーとかでも良いですね)

苦手分野を晒す

僕は、担当する分掌の性質上、年配の先生からWord・ExcelやGoogle Workspaceなどの使い方などを聞かれます。

「朔先生、助かったよ、ありがとね。」とお礼に言葉に対しては

「いえいえ、お役に立てて何よりです。読めない漢字があったら、その時は、助けてください(笑)」という感じに返します。

ちょっと苦手なことかな!?

と思えることをさらけ出しておくと、コミュニケーションツールになります。

僕は理系なので、文系科目ならウィークポイントとして成立するなと思って、

漢字は苦手ですとか、歴史はもう忘れました!!」などと公言しています。


朔先生
朔先生

程よく、突っ込みどころを残しておくと、他の先生とコミュニケーションがとりやすいと思いますよ(まぁ、本当に漢字が苦手なだけなんですけどね)

職員玄関の掃除

異動などで新しい学校に務める場合には、職員玄関の掃除をしておくと好印象です。

可能なら、朝一で可能なら、誰かほかの先生が出勤しそうなタイミングを狙いましょう(笑)

朝、忙しいようなら、帰る前とかで構いません。

学校のために掃除しているのですから、わざとらしくたって文句言われる筋合いはありません。(笑)

これで何か言われるなら「お前が掃除しろ!!」です(笑)

ポイントは、

学校のために掃除している先生

という印象を持ってもらうことです。

異動があったら翌年、僕は1年続けます

たった3分くらいで、

人付き合いが良くなり、助けてもらえるようになるなら、

職員玄関の掃除はコスパ最強な行動です。

いつも、ありがとねぇ」という声を掛けてもらえたら、響いてる証拠でしょうか。

コーヒーを入れる

コーヒーマシンを設置している学校は多いはずです。

出勤したら、コーヒーマシンをセットしましょう。

出勤する ⇒ コーヒーマシンのセット ⇒ 職員玄関の掃除 

初任の先生、出勤後の3連コンボ・・・(笑)

これ、やっておくと良いです。

「ありがとねぇ」と言われることがほとんどです。

教務主任の先生や、教頭先生などは出勤が早い傾向にあるので、

そういう先生のためにも、作ってあげると良いです。

上述の先生方が作ってくれた日には、

(作ってくださり、ありがとうございますの意で)

コーヒーを注いで机に置いておきます

自分のコーヒー一杯注ぐのと、もう一人分注ぐのなんて、たいして変わらないじゃないですか。

後から来た先生にも、

「コーヒーもう出来てますよ」と伝えるだけで

「おっ!いいねぇ!!!」

と良い朝になると思います。

最後に

日本では

「他人(ひと)に迷惑かけてはいけません

と教わることが多いですね。

それに対しインドでは

「他人(ひと)に迷惑かけて生きるものだ、

だから他人(ひと)のことも許してあげなさい。」

と教わるそうです。

どちらが良いとかでなくて、むしろ良いとこ取りできたらベストじゃないですか?

今日の記事は邪道だ・・・と形容しましたが、

僕は「ありがとう」と言ってもらえるように行動しています。

最初の1年や2年なんて、たくさんミスすると思いますので

失敗したときに

「そんなことも出来ないのか?」と

怒られる

のではなくて

「これは、こうしなさい」と

叱られる(指導してもらえる)

と対応してもらえるように

普段から意識して行動しておくと良いと思います。

人を想った行動を心掛けていれば、優しく指導をしてもらえるはずだと思います。

最後に、伝えたいことは

怒られる人は、次も怒られます

負の連鎖、負のループは発生するということです。

そうなって欲しくありません。

ノイズを発生させまくっていれば、「そりゃ怒れるわ」ってなりますので

前述しましたが

自分の振る舞いが、他人にノイズを与えていないかを考えてほしいです。

これを読んでくれた、若手の先生(笑)のお役に立てることを願っています。

この記事は朔先生が書きました
いつも眠そうにしている先生
朔先生

中学校の先生。妻と子供2人の4人家族。
仕事は早く切り上げて帰る人。週2・3回ボルダリングジムに通い、週末は岩場でロッククライミング。資産運用して平穏無事な生活。生徒から「人生2週目ですか?」とか「先生っぽくないですね」なんて誉め言葉をもらう程度には関係を築けているようです。

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